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Trends in Immunotherapy 研究報告
ユーカリ抽出物はPPAR-deltaの活性化を介して皮膚の免疫とバリア機能を制御する
SPTM R&D Australia, GRIDD Griffith University:山田拓宙
SPTM R&D Australia, GRIDD Griffith University:相生章博
<発表内容の概要>

皮膚免疫とバリア機能の異常は皮膚病変を惹起する。この研究ではヒト表皮細胞株HaCaTを用いて炎症性サイトカイン,表皮細胞分裂,表皮細胞分化に対するユーカリ抽出物の効果を検討した。ユーカリ抽出物は炎症サイトカインIL-6,IL-8およびTNF-αの産生を抑制すると同時に抗炎症作用を持つIL-1raの産生を亢進した。ユーカリ抽出物は表皮細胞の分裂を抑制するが,表皮細胞分化の指標であるIVL,CERS3およびCERS4の発現をそれぞれ3.1,2.8,2.7倍に亢進し,表皮細胞分化を誘導していることが示唆された。さらに,ユーカリ抽出物で処理したHaCaT細胞に含まれる脂質が増加した。このユーカリ抽出物の効果のメカニズムを検討した結果,RNA干渉法でPPAR-β/δの発現を抑制させるとユーカリ抽出物によるIVL,CERS3及びCERS4発現亢進が抑制された。この結果は,ユーカリ抽出物がPPAR-β/δによる情報伝達系を制御することで抗炎症作用や表皮細胞分化制御作用を発揮していることを示唆している。以上より,ユーカリ抽出物は皮膚恒常性の変動によって惹起される皮膚の障害に対して有用であると考えられる。

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